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スーツのボタンはいつ留める?立つ・座る・商談で迷わないマナー

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スーツのボタンを留める場面と外す場面を解説。2つボタン、3つボタン、ダブル、ベストの基本から、商談、面接、式典、会食で迷わない動作まで整理します。

2つボタンのネイビースーツで上のボタンだけを留めるビジネスマンのイラスト

ビジネススーツの基本は、立っているときにジャケットの指定されたボタンを留め、椅子へ座る直前に外すことです。一般的な2つボタンのシングルスーツは上だけを留め、下のボタンは留めません。

ボタンの扱いは小さな動作ですが、ジャケットの形をきれいに見せ、相手へ落ち着いた印象を与えるための習慣です。一方、すべてのボタンを留める、座ったまま窮屈そうにする、立ち上がっても前が開いたままになると、せっかくのスーツが整って見えません。

この記事では、1つボタン、2つボタン、3つボタン、ダブルブレスト、ベストの基本と、商談・面接・式典・会食で迷わない動作を解説します。

結論|立つときは留め、座る直前に外す

最も一般的な2つボタンのシングルスーツでは、次の流れを覚えておけば十分です。

  1. 立った状態では上のボタンだけを留める
  2. 下のボタンは留めない
  3. 椅子へ腰を下ろす直前に上のボタンを外す
  4. 立ち上がったら姿勢を整えて上のボタンを留める

ボタンを留めたまま座ると、腹部から裾へ強いしわが入り、ボタンや生地へ負担がかかります。外したまま立っていると前身頃が広がり、改まった場ではくつろぎすぎた印象になることがあります。

立っているときはジャケットの上ボタンを留め、着席時はボタンを外すビジネスマンの比較イラスト
立っているときは留め、椅子へ座る直前に外すと、ジャケットの前身頃が自然に整います。

なぜ一番下のボタンを留めないのか

現代のシングルジャケットは、一番下を開けた状態で前身頃が自然に開き、裾の線が整うように作られています。下まで留めると腰まわりが引かれ、ボタンを中心にしわが出たり、裾が不自然に跳ねたりします。

これはボタンが飾りという意味ではなく、ジャケットの設計に沿った着方です。2つボタンなら上だけ、一般的な3つボタンなら中央を基本に考えます。

1つボタン、2つボタン、3つボタンのスーツで留める位置を比較したイラスト
1つボタンはその1つ、2つボタンは上、一般的な3つボタンは中央を基本に、一番下は開けます。

ボタンの数別|どこを留める?

1つボタンのシングルスーツ

立っているときは、その1つを留めます。椅子へ座る前に外し、立ち上がったら再び留めます。1つボタンはVゾーンが深く、すっきり見えますが、寸法が小さいとボタン周辺の引きじわが目立ちやすいため、サイズも確認してください。

2つボタンのシングルスーツ

上だけを留め、下は留めません。現在のビジネススーツで最も一般的な形の一つであり、このルールを最初に覚えると多くの場面に対応できます。

3つボタンのシングルスーツ

中央を留め、一番下は開けます。一番上は襟の返り方やジャケットの設計によって扱いが変わります。段返り3つボタンでは、一番上がラペルの内側へ隠れるため留めません。迷ったときは、ラペルを無理に押さえず、自然に返る位置を確認します。

ダブルブレスト

ダブルブレストは前身頃の重なりがデザインの中心なので、立っているときは基本的にボタンを留めます。座っているときも留めたままにする着方がありますが、ボタン配置や体型によって窮屈になる場合は、着席時に外しても構いません。

どのボタンを機能させるかは型によって異なります。見た目だけで判断せず、注文時または購入時にフィッターへ確認するのが確実です。

ベストの一番下はどうする?

一般的なシングルのベストは、一番下のボタンを外して着ます。上のボタンは留め、シャツとパンツの間が見えない着丈に整えます。

ベストを着ていれば、ジャケットを脱いだ際にも上半身が整って見えます。ただし、食事中や着席時に苦しい場合は、ボタンのルールよりサイズの見直しが必要です。前身頃が開く、裾が持ち上がる場合は、小さすぎる可能性があります。

場面別|スーツのボタンマナー

取引先を訪問するとき

建物へ入る前に、ネクタイ、襟、裾とともにジャケットの上ボタンを確認します。受付、案内、挨拶など立った状態では留めておくと、前身頃が整います。

商談や会議

入室して挨拶するときは留め、着席する直前に外します。会議の途中で立って説明する場合は、立ち上がってから落ち着いて留めます。短時間で何度も立ったり座ったりする場では、動作を大げさに見せず自然に行うことが大切です。

就職・転職の面接

入室、挨拶、退室など立っている場面では留め、椅子へ座る際に外します。立ち上がった直後に慌てて手元を見るより、姿勢を整えてから自然に留めると落ち着いて見えます。

結婚式や式典

立って挨拶する、受付を担当する、集合写真を撮る場面では留めます。披露宴で着席するときは外して構いません。写真撮影のために立つ場合は、ジャケットの裾を整えてから留めます。

会食

席へ着く直前に外します。立って挨拶や乾杯をする場合は、状況に応じて留め直します。食後に腹部が苦しくなるようなら、ボタンを開けたまま立つことで隠すのではなく、次回のためにジャケットのゆとりを確認してください。

コートやシャツのボタンも同じ?

ジャケットのボタンマナーを、そのままコートやシャツへ当てはめることはできません。ビジネス用のコートは屋外で防寒するための衣服なので、必要に応じて前を閉じます。訪問先へ入る前に脱ぎ、軽く整えて持つのが基本です。

ネクタイを締めるシャツは、第一ボタンまで留めます。首が苦しいから第一ボタンを外してネクタイで隠すと、襟が崩れやすくなります。首まわりに指が入らないほど窮屈なら、シャツのサイズを見直します。

シャツとネクタイの基本は商談で信頼されるシャツとネクタイの合わせ方でも解説しています。

ボタンを留めるとXじわが出る場合

正しい位置のボタンを留めても、ボタンを中心に強いX字のしわが出る場合は、腹部や胸のゆとりが不足している可能性があります。ラペルが浮く、ポケットが開く、裾が左右へ逃げる状態も確認します。

マナーを守るために無理に引っ張って留めるのではなく、サイズを調整してください。適正なサイズなら、立った状態でボタンを留めても呼吸でき、前身頃が自然に落ちます。

詳しい確認方法はスーツの正しいサイズ感を確認する7つのポイントをご覧ください。

よくある間違い

  • 2つボタンを上下とも留める
  • 3つボタンをすべて留める
  • ボタンを留めたまま深く座る
  • 立って挨拶するときも前を開けたままにする
  • 小さいジャケットを無理に引っ張って留める
  • 移動中に何度も慌ただしく付け外しする

細かな動作だけに気を取られる必要はありません。相手への挨拶、姿勢、清潔感を優先し、そのうえでボタンを自然に扱えると十分です。

ボタンマナーに関するよくある質問

立っているときは必ず留めますか?

改まった挨拶、訪問、面接、式典では留めるのが基本です。移動中や作業中など、安全性や動きやすさを優先する場面では状況に応じて外します。

座っている時間が短くても外しますか?

基本的には外します。短時間でも、留めたまま座ると前身頃へしわと負担がかかります。立ち上がったら再び留めます。

ジャケットを脱いでも失礼ではありませんか?

相手先や会議の格式、室温によります。自分だけ先に脱がず、主催者や上席者の案内に合わせると安心です。クールビズの判断はクールビズでもジャケットが必要かも参考にしてください。

ダブルの下ボタンは開けてもよいですか?

ボタン配置と設計によって異なります。一番下を外す着方もありますが、すべてのダブルへ一律に当てはめず、購入店へ確認してください。

礼服も座るときはボタンを外しますか?

一般的なシングルの礼服も、椅子へ座る際は外して構いません。立って挨拶や焼香へ向かう際は、所作を整えて留めます。

まとめ|ルールを覚え、自然な所作にする

一般的な2つボタンのスーツは、立っているときに上だけを留め、座る直前に外します。下のボタンは留めません。3つボタンやダブルブレストは設計による違いもあるため、ラペルの返りとボタン配置を確認します。

マナーの目的は、ボタンを機械的に操作することではなく、服の形を整え、相手へ敬意を示すことです。ZENTILEでは着用場面を伺い、立つ、座る、歩くといった動作まで含めて、無理なくボタンを留められる一着をご提案します。公式お問い合わせ・来店予約ページからご相談ください。

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