2023 SS 春夏の勝負服はこれで!

寒さの向こうに春の兆しが見え始める3月。
季節の変わり目で気温の変化も大きい中、最近はだいぶ安定してきたようにも感じます。気温が高く、天気が良い日も続き、花粉さえいなければスーパー幸せになれるのにって感じですね。
卒業や引っ越しなど、変化の多い季節ですが皆様どの様にお過ごしでしょうか。
お昼間に時間を作って公園で本を読むなどリラックスするのも良いかもしれませんね!

そんなことよりWBCの話をするべきでしたね、これは失礼致しました。
皆様ご覧になられましたか?14年ぶりの世界一ですよ~😚😚
ちなみに私(森本)は全試合ほぼフルで視聴しましたがさすがにしびれましたね。
3大会ぶりの決勝戦。相手は前回王者のアメリカ。初となるアメリカとの決勝戦は息を吞む試合でした。緊迫した状況の中最高のパフォーマンスを魅せる選手達には圧巻の二文字です。
7戦7勝、無敗の王者。いいですねぇ一度はこの肩書で呼ばれたいですね(笑)

これ以上熱くなるといったい何のブログかわからなくなってしまいそうなので本題に入りましょう。

フレスコをご存じでしょうか?

皆様はフレスコという生地をご存知でしょうか。もちろん私は最近学びましたが。
夏生地と聞くと平織りのトロピカルウールを思い浮かべる方が多いかと思いますが、実はフレスコライトがオススメなんです!
フレスコとは Martin&Son という会社の商標名で、イタリアではポーラと呼ばれており、日本でもたまにポーラと呼ぶ人をお見かけします。

フレスコ(ポーラ)の特徴としては、
・通気性抜群
・圧倒的にシワになりにくい
・ドライタッチでシャリ感とハリコシがあるため、男性らしいシルエットが綺麗に出せる。

といったところです。
これだけで魅力を感じませんか?では、この三つの特徴をもう少し深掘りしていきましょう。

まずは通気性の良さ。
基本的に春夏生地の目付けは250g以下とされており、250~290gまでがオールシーズン。300g以上が秋冬生地と言われています。
フレスコ(ポーラ)は通常300g強の目付けの物が多く、フレスコライトは280g程あります。
気温と湿度の高い日本ではフレスコライトであっても涼しいとは言えませんが、はっきり言って日本の夏を快適に過ごすのは難しいです…私はスーツどころかTシャツすら着たくありません!
どうしましょう?また夏がやってきます!もう暑いのは海に行く時だけにしてほしいですよね(笑)


暑くてもスーツを着なければならない。それなら、少しでも涼しいものがいいですよね。
目付けが280gもあるのに涼しいフレスコ(まあ暑いけど…)その秘密は生地の織り方にあります。
フレスコやトロピカルは通気性の良い「平織り」の生地です。平織りとは縦の糸と横の糸を1本ずつ交互に組み込む織り方です。糸間の隙間が大きいため、通気性に優れているのです。

次に、圧倒的なシワ予防の訳をご説明しましょう。
フレスコの生地には「強撚糸」が使われます。普通の糸は18回撚られるのですが、それをさらに強く多く撚り、コシを出したものが強撚糸です。
基本的にフレスコには2本の糸で撚られた2PLY、3本の糸で撚られた3PLYが使用されます。ハリコシの強い強撚糸だからこそ、弾力があり、シワが付きにくいのです。

ここまでで、なぜ手触りがドライなのかはおわかりいただけましたね。
綺麗なシルエットが出るのもまさに同じ原理です。
生地の織り糸が硬い強撚糸であるため生地にハリとコシが生まれ、身体のラインに影響されずに生地自体が自立します。生地が身体から自立するということは、滑らかな生地とは違い身体に馴染まない分、スーツが着用したいシルエットをそのままにキープしてくれるのです。

はたまた、フレスコとは別に強撚糸のモヘア混の生地も夏に向いた素材です。
モヘアが混ざることにより適度な光沢が出て、フレスコとまではいかずともシワが付きにくくなります。手触りでは大差のない感触ではありますが、細かく言うとすればフレスコより目付けが軽い生地が多く、光沢感が屋内と屋外ではまた少し違った表情を出すのも特徴の一つです。

どれだけ機能性抜群であっても、かっこよくなければ意味が無いと思いませんか?
通気性が良く、シルエットが綺麗に出て、尚且つ崩れにくい、それでもってシワまでつきにくい。
夏場に着用するスーツとして、これ以上に希望を叶えてくれるものは無いでしょう。
気になる方は是非、今夏に一度お試しくださいませ。

前シーズンに比べてストレッチ生地がさらに増えている。

近年の生地で変わらず支持を得て、幅広い層に人気なものがストレッチ生地です。
大阪人のジャージ文化がさらに人気を博しているのは一体なぜなのでしょうね(笑)
まあ確かに「シャキっとスーツは着たい…それでも少しでもストレスのかからないものが良い」という皆様はストレッチ生地に行き着くのでしょうか。

今期入荷した生地を見ていると、やはり伸縮性の高い生地が多く入ってきております。
混率は基本的にウール×ポリエステルが多く見られます。
ポリエステル混の生地は以前からございましたが、生地を無理矢理ストレッチさせている感は否めませんでした。しかし近年では、ウール100%でポリエステル混並みに伸縮する生地の開発が進んでおります。
カノニコ社、トラバルト・トーニャ社、チェルッティ社。
これらの生地は、生地幅を150cmよりも幅広(憶測で200cmくらいですか?)で織り上げ、水通しからのセットの整理工程で150cmまで縮絨させ、ウール100%でありながらポリエステル混並みに伸縮する生地を実現させました。

なお、ストレッチ生地は伸縮性があり快適である一方で、デメリットもございます。
着用時に負担のかかりやすいパンツのお尻や膝の生地が抜けやすいため、アイロンなどのケアが苦手な方にはおすすめできません。

アフターコロナがもたらすコーディネート変化。

題名にもあるように、新型コロナウイルスの影響で様々な変化が生まれました。
一番は【人付き合い、コミュニケーション】が気薄になったことではないでしょうか。
学校や職場に行く事が制限され、会話も許されず、マスクは絶対で顔もまともに確認できない日常…

新型コロナウイルス第一波の時、私は大学二年生でした。幸い私は、一年ではありますが本来の大学生活を経験することが出来ました。しかし、一つ下の学年からは入学式を行えず、新たに友人を作る機会も奪われ、コロナウイルスも終息と思われる今でもオンライン授業が主流となっております。

またそれは学生だけでなく、社会人の皆様にも同じ状況が起こっていると思います。
現在進行形で経験しているからこそ、この授業体制や勤務体系は以前のようには戻らないと断言しても良いでしょう。これはビジネスコードにおいて大きな変化をもたらせます。

平成17年(2005年)から始まったクールビズ。ここが一つ目のビジネスコードの変化でしょう。
はっきり言ってだらしない印象のファッションですが、環境省が中心となって進めたプロジェクトだから「まあ仕方なく」着ているスタイルです。
本来であれば暑い中でもネクタイを締め、ジャケットを羽織る。そうすることでスイッチが入る。紳士たるものそういうものだと思っていました。

アフターコロナでは、さらにビジネスコードが緩くなることは間違いないでしょう。
在宅ワークで仕事の効率化を図る企業も多く、輪をかけてスーツ離れが進みそうです。現にアメリカではほとんどスーツなんて着ていません。
しかーし!スーツとは男のロマン。
かっこいいものには、時代遅れであっても追いかける価値があるのです。

これだけカジュアル化が進んでいる世の中。スーツを着なくてもいい職業、職場もかなり多いでしょう。でもここで逆に着てたらどうですか?ただ者ではない感じがしませんか?
ただし、単純に無理や我慢をしてウールのスーツを着ていても、ただ者じゃない感は演出できません。普通にスーツを着ないといけない職業の人だと思われて素通りされます…
だったらどうすればいいのか。

カジュアルウェディングスーツ

ここで、リネンスーツの登場です。
リネン(麻)は夏生地のド定番で好き嫌いは分かれますが、好んで着られる方も多いと思います。
良くも悪くも、リネンと言えば「シワ感」です。このシワを愛するファッションオタクの方は良い抜け感だと表現しますが、逆に、だらしないと感じてしまう方にはあまり好まれないでしょう。

そして、オーダーする上での注意点を一つ。
ご自身でシワをアイロンで取れないと、リネンは上手く着こなせないと思います。かなり手のかかる生地ではありますが、手のかかる子こそかわいいものです。
毛嫌いしている方も一度手にすると、愛着が湧いて大好きになるかも知れませんよ。

また、かなりカジュアルな生地のため、ビジネスシーンにはちょっと… と思っている方もいることでしょう。ですがビジネスコードが変わりつつある今、少しでもご興味を持たれた皆様はリネンのシワを軽減してくれる「リネン×ウール」の生地からトライしてみてはいかがでしょうか?

一流のファッショニスタは流行りを拾いつつも自分の好みを存分に表現する。バッチリコーデを組みながらも決めすぎずこなれ感を出す。なんとまあ、リネンの特徴がぴったりじゃないですか。


私は一足先に一流のファッショニスタになってきます!
今年も猛暑間違いなしですが、負けないくらいファッションに心を燃やしましょう!!

最後にもう一つ、コロナウイルスの終息によりこれから結婚式やパーティーが増えることが予想されます。
当店ゼンティーレはタキシードやパーティー衣装を大好物としています。
紳士たるものカッコつけてなんぼ!見栄、虚勢を張りまくって豪快に生きましょう!!

22歳の若輩者が生意気を申して失礼いたしました!
あくまでも主観ではありますが、これが私の理想の生き方です!

スーパールーキー
森本 蒼

オーダースーツZentile(株式会社111) 大上 貴司
WEBメディア【ザヒューマンストーリー】にも大上が掲載されております。
経済界、スポーツ界、文学界など様々な分野で活躍されている人から、人生の岐路に立たされた方々へ向けて、 生きていく知恵や成功のカギ、人生の糧となるメッセージや考え方を発信してます。


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