大好評「クレイジーパターンシリーズ」ですが、まだまだネタはありますが一旦ここで小休止させて頂きたく思います。桜が咲いている春ですが、秋冬のツイード素材の大上自身の洋服をご紹介させて頂きます。ええんです。南半球は冬です。世界の有名テーラーは全世界に顧客を持ち季節を問わずオーダーを受けておりますので。
少し古い話しになりますが、1998年の春夏、ファッションの専門学校に通う僕に衝撃が走った。
ジャケットの袖にジャージの袖が付いた服が売られている。しかもサッカー少年であった僕には、めちゃくちゃ見覚えのある3本ラインのジャージの袖。ファッション業界の革命児、「壊すことは創ること」などの数々の名言を持つ山本耀司(ヨウジヤマモト)さんが、あのスポーツメーカーの帝王「アディダス」とコラボレーションして「モード✖️スポーツウェア」のコレクションを発表したのだ。
デザイナーを夢見て専門学校に通う僕は、これには正直「ヤラれた」と思った。2024年の現在では当たり前になっている、ジャージ素材・ストレッチ素材でのスーツが、世の中に有れば良いなと思っていたこの時、ヨウジさんに最初に発表されてしまったのだ…
時は過ぎて現在、世間一般的なファッションデザイナーの夢が叶わず、途中でオーダースーツ屋に夢が切り替わった自分だが、当時のデザイン感覚を活かしたファッション性の高いオーダースーツを作るのが得意になってしまった。とあるお客さんはそんな僕の事を「パーソナルファッションデザイナー」と称賛してくれた。夢に破れた僕はこの有難いお言葉に救われ、やっと自分の夢を叶えたと心が満ち溢れておりました。
前置きは長くなりましが、この癖ありの生地は有名な「ハリスツイード」なのですが、ボーダー(横縞)柄で、ボーダーのラインが1〜2本であればまだ良いのに、ラインが5本もこってりある笑
これは正直に直感で「売れんな」って思いました。でも、このどうしようもない生地を上手く料理するのが大好きで、要するにこの癖のある生地を見た時に「ヨウジヤマモト✖️アディダス」のスーツの事を思い出した訳ですよ。
袖だけに縦縞のラインを入れても単調で芸がないので、下衿とバックベルトとパンツの右半身を縦縞にしました。そしてその部分以外は全て横縞で、イメージで言うとまた古くなってしまいますが、昔のヒーローの「人造人間キカイダー」です。
今回はカラーの配色がクレイジーパターンと言うよりも、ストライプの柄が縦横とクレイジーに配置されたパターンです。スーツ・ネクタイ・シャツのコーディネイトは、生地のカラーの系統と素材感を合わせることで、柄✖️柄も違和感なく合わせれる事ができます。皆様も柄✖️柄どこまでコーディネイトできるか是非チャレンジしてみて下さい。
装うことは素晴らしい。
どんな時代もお洒落を楽しみましょう。
大上貴司
大阪・本町・三休橋のオーダースーツ店、Zentile(ゼンティーレ)
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